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どうも!!
海猿的アジング考察Vol.80
今回のテーマは・・・・
釣具屋に行けば溢れかえる【アジングワーム】の種類
そして色んなカラーや形状、そしてニオイに至るまで様々・・・・
アジング初心者や中級者、そして上級者の一部に至るまで新しいワームやカラーが発売されれば・・・・
『このワームを使ったら釣果がUP!!するのではないか!』
そんなワクワクした気持ちになるのではなかろうか??
かくいう海猿もアジングに限らず色んなジャンルのルアーフィッシングを経験してきた中でそんな気持ちになったことは数えきれないほどあったのも事実である。
色んなルアーフィッシングが有る中でルアーやカラーを変えて結果が変わるルアーフィッシングは存在する。
しかし・・・
そのルアーやカラーを変えて釣果が変わった事象をそのまま【アジング】に当てはめて結論付けるのは真実では無い。
そう、多くの一般アングラーがメディアにより誤った認識をさせられているのである。
こういった誤った認識をメディアが発信することで製品は売れる。
その認識を植え付ける事により一般アングラーは同じワームでも色違い数種類購入するのである。
さてさて・・・・
かといって、そんな認識を発信するメーカーや関係者は故意的に一般アングラーを騙しているワケでは無いのかも知れない。
本当に『アミパターンの時はラメ入りが効く!!』や、『マズメにはこれが効く!!』
というふうにその発信者自身も考えているのかも知れない。
これこそが、私がいつも言っている事の
【経験に対する解釈の相違】である。
ここで解りやすく例えるなら
このブログを見ている方で今でも大事な日の前に『てるてる坊主』を吊るしている方は居るだろうか??
今でも『黒猫を見ると不吉な事が起こる』と思っている方は居るだろうか??
多分、居ないだろう。
しかし小学生の頃はそう考えて、遠足の前にはてるてる坊主を吊るしてお願いしたり、黒猫を見かけるとテンションが下がったりしていたはず。海猿も!(笑)
何故?今は居ないのか???
それこそが、【経験に対する正しい解釈】が出来ているからである。
『てるてる坊主にお願いしても雨が降った』
『黒猫を見かけても悪い事は起きなかった』
そういう経験を何回も積み、正しい判断や認識が出来る様になったからである。
さて、話を戻そう
◎釣れたことに対する理由
◎釣れない事に対する理由
その【解釈】の違い
『ワームのカラーを変えた1投目で釣れた』
そんな経験をした事はあるだろう。当然、私もある。
しかし、今の私の場合は『たまたま釣れた』という解釈だ。
しかし、経験が浅かった頃は違った
『この色だから釣れた!』
そんな解釈をしていたのも事実である。
それから経験を重ね検証を行っていくうちに【真実】を知るわけだ。
何回もてるてる坊主にお願いしても雨が降ってしまう残念な経験を重ねたのと同じように。
同じ事象、経験をしてもその解釈は様々であり、そこが一番重要であるといっても過言ではないくらいアングラーとしてのスキルアップには【結果に基づいた正確な解釈】が重要である。
どんなにアジングを経験し、釣果を出したとしてもその【結果に基づいた正確な解釈】が出来ないままだと上記のような認識から抜け出せずに情報を発信してしまう。
そして、ある程度影響力のあるアングラーから発せられた情報は一般アングラーに誤った認識を植え付けるのである。
『黒猫を見たら悪い事が起きる!』ってガキの頃に上級生に教え込まれたようにね。
ただし、この【カラー論争】で誰もが納得する理論や結果を証明するのは難しい事だ。
今、こうして偉そうに語っている私の理論が【真実】だと誰もが思えるような証明は出来ないし真実では無いかも知れない。
しかし、1つだけ言えることがある。
それは・・・・
海猿がこれまでカラーに拘りを持たずにこれだけの釣果を残してきたと言う事実。
それこそが答えではなかろうかと考えている。
さてさてそれを踏まえて
本題であるお題の【アジングワームの基本的性能】について書いてみる。
アジングワームに求められる基本的性能を列挙してみよう!
①形状
②軟らかさ
③大きさ
④差しやすさ
⑤ズレ難さ
⑥切れ難さ
⑦フッキングのしやすさ
⑧アピール力
⑨飛距離
先ずアジが本能的に餌として認識する形状(線状~楕円)であればピンテールであろうが、シャッド・カリーテールであろうがアジの目の前にアプローチすれば必ず反応する。
また、ベイトに合わせた形状やサイズも殆どの場合関係なく反応する。
アジの反応というよりも、アプローチ・フッキング率を考えたワーム選択が重要。
これまで色々な硬さのワームを使ってきたが、フッキング率が著しく低下するような極端に硬いモノでなければOK。
柔らか過ぎも、テールがフックに掛かったり、静止状態で尻尾部が垂れるデメリットがある。
かなり前のブログ(2010年くらい?)にも書いたが、長~いワームを作ってテストし、何㎝で釣れるか?の検証結果確か?20㎝くらいのワームで18㎝くらいのアジが釣れた等々・・・
基本的に1~4インチのモノであれば、これまた【アプローチ】や【フッキング率】を考慮して選択する。
これは海猿的に素材選びにおいて重要だと感じる部分である。
エリアによってはフグ等で切れ難いワームを使う事もあるが、④の差しやすさと⑤の切れ難さというモノは素材的に反比例(切れ難いワームは差しにくい)するのだが、海猿的には【差しやすさ】を重要視している。
上記の通り、エリアによっては重要。
瀬戸内エリアではそこまでの必要性は感じないし、切れ難いワーム素材での【差しにくさ】がストレスになって仕方ない。
素材というよりもジグヘッドのフックの線径・形状によるところが大きい。
切れ難いワーム=ズレ難いと認識しているアングラーも多いが切れ難いワームとフックの間に海水が入るとかなりズレやすい素材となる。と言うjことで重要視していない。
これもかなり重要視している性能の1つ。
フッキング率を左右する要件として・・・
①形状
②軟らかさ
③大きさ
(小さい=フッキング率が高いとは限らない)
これはアピール力が大きいモノが必要な場合と逆にアピール力を抑えたい場合の使い分けが必要。
また、静止状態でアピール力を左右するモノと動かした時にアピール力を左右するモノがあるが、そこまで重要視する必要はない。
アピール力を左右する要件として・・・
①大きさ
②動き(軟らかさ・形状)
③カラー(黒とクリアくらいの差が必要)
平面が多い形状、長いモノ、軟らかいモノは飛距離が落ちる。
飛距離が必要な状況では重要視したい。
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以上、挙げたがぶっちゃけアジングやメバリング用として釣具屋に置いてあるワームであればどれでも釣れる。
ただ、僅かでも釣果に差が出るのを気にするのであれば、先ずは【アプローチ】や【フッキッグ率向上】の為の形状や大きさ、軟らかさを考えて選択する。
そう!!
アジングワームを選ぶ時に1番重要視すべきことは・・・
正確なアプローチとフッキング率
そこを考えてワームを選んでみることが釣果をUPさせる最も近い思考であり、それを実践してみることをおススメします。
マッチザベイトなんか全く考える必要は無し!!
マッチザベイトではなく・・・・
マッチザベイトレンジね!
という事で、マッチザベイトレンジについては今後詳しくブログアップします!
で、この記事を書いたって事は・・・・
MIZARの製品第2弾の【ワーム】のサンプルが完成!!
ご存じの通り
あのバンビー山中竜太の【ecstasy】から発売されていた【ラニーノーズ】と【ウェーブテイル】をブラッシュアップ(笑)させてリニューアル!
おい!!カラーは関係ない!って言ってた矢先になんだ?これは?
と思った方も多いはず。
私がブログやSNS,ホームページで・・・
『このカラーはオレンジ常夜灯で効くよ!』
『このカラーはアミパターンの時ね!』
『今日はこのカラーがビンゴ!!』
みたいな発信をすれば製品を売ることは簡単である。
しかし、それは本意ではないし、アングラーを煽って売るような事は絶対にしない。
先にも書いたが、私も経験が浅い時はカラー論者だったし、現在そんなアングラーの方が多いのも事実である。だからカラーに拘る事をバカにするつもりも無いし、誰もが通る道だと思っている。
なので、カラーに拘りを持っているアングラーに選択する余地は残しておかないとね。
そして、何年後か?・・・・
『海猿の言ってた通りにワームのカラーなんてあんまり関係ないね』
と感じてくれたら幸いである。
では!ごきげんよう!!